一関市 一関市 マツダ デミオ スカイアクティブ バッテリー警告灯点灯 大東モーター

サブページメイン画像

  • HOME
  • 修理
  • 一関市 マツダ デミオ スカイアクティブ バッテリー警告灯点灯

一関市 マツダ デミオ スカイアクティブ バッテリー警告灯点灯

 デミオ(スカイアクティブD)のバッテリー、アイドリングストップ、スパナマークの警告灯点灯。
バッテリー交換後の作業。

来店理由
・三角にビックリマーク(!)の警告灯が点灯したため。

(マスターウォーニングランプというようです。)

症状確認
・マスターウォーニングランプ警告灯だけではなく、アイドリングストップ警告灯が橙色点灯で、スパナマークも点灯していた。

 警告灯の原因究明

アイドリングストップの橙色点灯は、バッテリーの劣化によるものがほとんどだと思いますが、一応診断機で点検してみました。

 バッテリー劣化と判断

診断機で調べると、電源系統の異常であること、電圧も11V(エンジン未始動)しかないため、バッテリー劣化により始動時に電圧が低かったことや、発電量が少ないために、アイドリングストップも作動しないということなのだろうと思います。

車両のモニターのほうで見ても、同様のような内容が確認出来ました。

ということで、バッテリー交換をすることにしました。

 バッテリーの取外し

バックアップ電源を確保し、バッテリーを取外します。
取外すときは、マイナス端子から外します。

 バッテリー取付

新品バッテリーを取付ます。
取付時は、プラス端子から取付ます。


バッテリー取付後、バックアップ電源を取外します。

診断機で状態を確認すると、電流値が上がりました。写真だと32Aありますが、交換前は10A〜15Aしかありませんでした。


バッテリー交換したものの、警告灯が消えませんでしたので、診断機で警告灯を消しましたが、マスターウォーニングランプの警告灯は消えたものの、アイドリングストップは橙色点灯のまま消えず。
アイドリングストップも作動しない。


どうやら、この車両は、バックアップ電源を取らずに、マイナス端子を外して完全にリセットしないといけないようです。
ダイハツのミライースなども、バックアップ電源を取ると、警告灯が消えないので、バックアップ電源取る意味がありませんでした。

 バッテリー交換後のリセット方法

バッテリー交換後のリセット方法
(スカイアクティブD)

バッテリー充放電積算量リセット
1、全てのドアを閉める。
2、エンジンスイッチON(エンジンは停止)。
3、セレクトレバーをNレンジにする。
  またはシフトレバーをニュートラルにする。
4、ブレーキペダルを踏んだ状態で、5秒以上アクセル
  ペダルも踏む。
 充電警告灯とマスタ警告灯が点滅することを確認。
 アクセルペダル踏込み/開放を3回ずつ行う。
 充電警告灯点灯、マスタ警告灯消灯を確認。
5、エンジンスイッチOFFにし、バッテリーマイナス端子
  を切り離す。
6、i-stop設定を行う。


i-stop設定(スカイアクティブD)
①PCM及びバッテリーの事前確認。
1、診断機でBATT_SOCの値が75%以上ならばOK。
2、バッテリーマイナス端子を切り離した状態で5分以上経           
  過させる。
3、電流センサーコネクター(マイナス端子についてるコネ  
  クター(写真の赤丸部分))を切り離す。


②バッテリー状態確認。

4、マイナス端子接続後、10秒以上待つ。
5、電流センサーコネクターを接続。
6、エンジンスイッチON(エンジンは停止)にして、
  15秒以上(60秒以内)待つ。
7、i-ELOOP付車
  データモニター機能を使用して、DC-DCコンバータ
(i-ELOOP)の降圧回路の作動状態(データモニタ
  項目:CONV_STAT)を表示する。
  Power Output(Normal)が表示された場合は、
  8へ。
  それ以外が表示された場合は、キャパシタを充電。

8、i-stop(緑)、i-stop(橙)の点滅確認。
  i-stopOFFスイッチを押し続け、i-stop(橙)の点灯
  から、i-stop(緑)またはi-stop(橙)点滅に変わる
  ことを確認する。
    緑点滅ならOK、8へ。
    橙点滅ならば、バッテリーを点検する。
    橙点灯ならば、これまでの手順に不備があるため、
    1からやり直し。

9、エンジンスイッチOFF。


③ISC学習。

10、ボンネットを閉じる。
11、エンジン始動。
12、電気負荷無しでエンジン完全暖気。
13、エンジンスイッチOFF。

④ステアリング舵角センサ初期設定。

12、ハンドルを左右に目一杯切る。
13、エンジンスイッチをOFF。


⑤ISC学習の成否確認。

14、以下の手順を25秒以内に実施する。
  (1)エンジンスイッチON(エンジンは停止)にし、
    5秒以内にi-stop OFFスイッチを3秒以上長押し。
    (i-stop(橙)が点灯する。)
  (2)エンジン始動。
  (3)i-stop OFFスイッチを一回長押し。
  (4)i-stop(橙)点灯から、i-stop(緑)点滅に
   切り替わることを確認。
(橙)点灯が続く場合は手順不備があるので、①1から
やり直し。

15、i-stop(緑)が、消灯するまでアイドル状態で待つ。
16、i-stop(緑)消灯後、エンジンスイッチOFF。


⑥i-stop制御作動確認。

17、エンジン始動。i-stop(緑)が消灯していることを
  確認。
18、車速4km/h以上で走行し、i-stop(緑)点灯すること
  を確認。
  車両を停止し、i-stop制御によるエンジン停止、及び
  再始動を確認。
19、エンジンスイッチOFF。


このやり方はスカイアクティブDの場合であり、スカイアクティブGとは少しやり方は違うので注意⚠️


パワーウインド初期設定
1、エンジンスイッチON(エンジン停止または回転中どちらでも可)
2、パワーウインドスイッチで運転席ドアガラスを全開にする。
3、パワーウインドスイッチで運転席ドアガラスを全閉にした状態を2秒以上保持。
4、パワーウインドがオート操作有効になったことを確認する。

 エンジンオイル交換後の作業

バッテリーの設定が完了し、i-stop(緑)となり、アイドリングストップも作動するようになったが、スパナマークは点灯したままだった。

診断機を使って調べたが、特にエラーコードは検出されない。


スパナマークが点灯するときは、オイル交換時期(距離数)が設定されている車両で、交換からその設定距離数に到達した場合に、交換時期を知らせるために点灯しているか、オイルの汚れ、劣化が確認されたときに点灯して知らせるというのが、スパナマークが出たときの大抵の理由だ。

オイル交換時期を見たが、まだ300キロほど残っている。
ということは距離ではなく、劣化なのだろうか?
少し交換距離には早いが、数日後にまた来店して交換するよりも、ついでに交換したほうがよいだろうと思い、お客様に連絡をして、オイル交換をした。

そして、オイル交換後に、車両モニターのメンテナンス画面で、リセットを押した。
いつもなら、これでスパナマークは消灯するのだが、なぜか消えない。
当店では、マツダ純正のスカイアクティブディーゼルオイルを使用しているので、オイルの問題ということは考えにくい。

診断機でもエラーコードは検出されず、異常なしとなる。


 オイル劣化の集積値リセット

診断機を色々いじっていると、「オイルの劣化集積値リセット」というものがあった。

もしや、これなのかな??と思い、リセットしてみると、スパナマークは消灯した。


普段のオイル交換では、車両モニターのメンテナンス画面でのリセットしかしたことがないので、いつもはそれでスパナマークが消灯していたので、何気に初体験の作業だった。


オイル交換やバッテリー交換に、診断機が必須になったんですかね。
ちょっと前は、バッテリー交換のときに、バックアップ電源を取らないと、不具合が起きたりしてたのに、逆にバックアップしないほうがいい車両があったり・・・。悩まされますね。
整備書を見ないと、いちいち暗記出来るものでもないですし・・・。
もっと短時間に簡単に出来るようになってほしいですね。

今回はこれにて作業終了となりました。

無料のご相談は
こちらからお気軽に

  お電話でお気軽にお問合せください。

お電話でのお問合せは
0191-75-3598
で受け付けております。
※必ず「ホームページを見た」とお伝えください。

お問合せフォームは24時間受付をしておりますのでお気軽にお問合せください。
>> お問合せフォームはこちら

修理の他のページ

お電話
お問合せ
お見積り