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一関市 三菱 eKスペース エンジン不調

来店理由
走行しようとアクセルを踏むと、エンジンが止まりそうになり、力が出ないため。




お客様の出先から電話を頂いた。
話しを聞くと、自宅から駅までの20〜25kmほどを、駐車ブレーキをかけた状態で走行したようだ。
普段駐車ブレーキをかけて止めないらしく、駐車ブレーキがどこにあるのかもわからないが、赤丸に!マークみたいなものがずっとメーター機に表示され、警告音もしていたそうだ。

どうやら前日に、お客様の自宅に、娘さんが遊びにきて、お客様の車を使用したらしく、娘さんが駐車ブレーキをかけたのだろう。
その翌日、お客様が早朝に出掛けるときに、メーター機に駐車ブレーキのマークが出てるのを気づいていたが、何のマークかわからず、朝5時という時間だったため、こちらに電話するのをためらい、でも電車に乗らなきゃいけないので、そのまま走行したとのこと。

夕方に、駅駐車場に戻るタイミングで、こちらに電話をかけてきて、メーター機のマークはなんですか?という問い合わせを受けた。
以前にもこのお客様からこの問い合わせがあったことがあるので、左足元に駐車ブレーキがあることを教え、解除出来たとの報告を受けた。
ブレーキの効いたまま、長距離走行をしてるので、後日ブレーキの点検をしたほうがよいことを伝えて、電話を切ったが、再度電話がかかってきて、違う警告灯が点灯してて、アイドリングが不調であると連絡がきた。

話しを聞くと、どうやらエンジンの警告灯が点灯していて、アイドリングが不調なようだ。ただ、走れそうだから走ってこちらに向かうと言われたが、数キロ走ったところでまた電話が来て、「信号で停止したらエンジンが止まって、再始動がなかなか出来ない。アイドリングストップのランプもいつもと色が違うし、点滅している。今はエンジン再始動しているが、走行は普通に出来る。」との連絡が来た。


話しを聞いて、なんとなく思い当たるのが、こういう場合、お客様本人の「普通に走れる」は、「普通には走れていない」可能性が高い。お客様の現在地からもう少し行くと、長い山越えがあるので、そのときに不調であることに気づくパターンかなと思い、走行することをやめて、近くの停車出来るとこに停車することを勧め、レッカー搬送することにした。

 現地での車両状態の確認

現地に到着して、エンジンをかけてみると、普通にエンジンは始動したが、エンジン警告灯は点灯、アイドリングストップの警告灯は黄色の点滅。アイドリング状態も不調。
駐車場内で、レッカー車に乗せるために、少しアクセルを踏むと、あきらかに調子は悪かった。
やはり、「普通に走行は出来てない」状態であった。

アイドリングストップの警告灯がついているので、バッテリーの劣化、アイドリング不調と停車時に回転数が落ちてしまうことなどで疑わしいのは、ISCVやスロットルボディかなと予想。

レッカー搬送翌日の朝にエンジンを始動すると、エンジンは正常にかかり、警告灯類は昨日同様に、点灯、点滅しており、アイドリングも不調状態。

バッテリーも交換して1年経っていない状態で、バッテリーも良好であった。
診断機でエラーコードを見ると、一番シリンダの失火とあった。

 スロットルボディ清掃、プラグ交換

1番シリンダの失火のみなので、イリジウムプラグ、イグニッションコイルを調べてみることにした。
診断機で過去のエラーコードを消去して、イグニッションコイルの1番と2番の位置を変更し、エンジンを始動。
すると、エンジンとアイドリングストップの警告灯は再点灯せず。
アイドリング時も、常に不調だったのが、消去後はアイドリングもかなり安定しているが、10〜20秒に1回くらい息継ぎがある。
空吹かしでも、数回に1回も一瞬もたつきがある。
走行すると、平地では不具合は感じないが、登り坂になると、走行中に息継ぎがあり、息継ぎしだすと数秒間不調が続くが、息継ぎが起きなかったときにはしばらく不調は起きない。
警告灯は何もつかず、診断機でもエラーコードは検出されないが、不調ではある。

車検は3ヶ月ほど前くらいに受けており、走行距離も5万キロ台で、年数もまだ7年のため、プラグの可能性は低いとは思ったが、一応点検。
コイル、プラグに異常は見られなかった。
そのため、スロットルボディが怪しいと思い、バラして見てみると、カーボンで結構汚れている。
ウエスにクリーナーを塗布して拭き取るという作業を何度もして、バッテリーのマイナスを外してリセット。1時間後にマイナスをつけてエンジンを始動してみると、アイドリングは安定した。
空吹かししても安定している。
直ったと思って、走行してみると、登り坂も調子は良い。

直ったと思ったが、しばらく走行してると、稀に息継ぎが1回だけ出る。だいたい2分に1回くらい。そして1回出る息継ぎすると、10秒くらいするとまた1回息継ぎ。また2分後に1回息継ぎという間隔くらいで息継ぎがある。
どうやらエンジンが温まるとまだ不調なようだ。
エンジンが温まってる状態でアイドリングにしてても、エアコンと、ヘッドライトをつけると、30秒〜一分程度で1回だけ息継ぎをする。

スロットルボディ清掃して、症状は良くなったが、まだ不具合部分はある。
あまり気にしない方であれば、全く気にしないで使用するような状態ではあるが、やはり気になる。

診断機では、エラーコードは出ない。
他メーカーの車両だと、診断機をつないで、リアルタイムの失火状態を確認出来るが、この車両は診断機でリアルタイムの失火状態を確認出来ない。
ダメ元で三菱に電話をして、三菱さんの診断機で、リアルタイムに失火を確認出来るのか問い合わせると、三菱車ではそれが出来ないという回答が来てしまった。

こうなると、ダメ元でプラグなどを交換してみるしかないが、当店にも、三菱さんにも、お試しで交換してみるためのこの車両に合う中古のプラグやコイルがない。
ダメ元でやはりプラグを交換するしかないかと思ったが、もう一度調べてみることにした。

エンジンを温め、症状が出るようになってから、プラグを外して、プラグテスターにかけてみたが、3本とも症状が出す、コイルのほうも症状が出す。
失火は1番のみ診断機に履歴があったので、念入りに1番プラグをテスターに繋いでしばらく点火させていたが、全く症状がない。
他の2本も同様にやっていると、3番プラグが一分ほどしたら、火花が弱くなって、さらには点火しなくなった。
廃バッテリーを使ってやったので、バッテリーがダメになったのかと思い、他の廃バッテリーでやってみるが、3番プラグが点火しなくなった。他のプラグを再度テスターにかけるが、点火する。

とりあえず、3番プラグが死んでしまったので、プラグを3本新品に交換してみると、息継ぎは一切起こらなくなった。


 ブレーキの点検

交換時期としてはかなり早いが、原因はプラグであった。
もしかすると、駐車ブレーキを引いて長距離を走行したことで、負担がかかったことが原因とかなのかもしれない。
スロットルボディを清掃して症状が良くなった分もあるので、こちらも原因の一つであったと思われる。


ブレーキに関しては、バラしてみたが、特にリヤカップ漏れもなく、異常な減りや焼けも確認は出来なかったが、一応ブレーキシューはペーパーでサッと削り、熱を持ったせいなのか、車検したばかりなのにグリスっ気があまりないので、グリスアップをして、一応ブレーキ調整をして完了としました。


最終的には、一番初歩的なプラグが原因でしたが、症状があまり出なく、エラーコードも出す、リアルタイムの失火状態を診断機で見れないと、結構めんどくさいなーって改めて思いました。


今回は写真を撮り忘れていたため、ほぼ文章だけとなります。

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