来店理由
・ブレーキを踏むと、ハンドルが取られて、一気に左へ進むため、道路左端へ突っ込んでしまう。
症状
・走行中は真っ直ぐ走るが、ブレーキを踏んだ瞬間に一気に左端へ車体が向かってしまうので、事故りそうになる。
点検内容
・車両をリフトで上げて、タイヤ4本をそれぞれ手で回したが、引きづりがあるようには感じられなかった。
・足廻りのガタを点検し、フロント左のロアボールジョイントと、スタビブッシュに大きなガタがあるのを確認した。
点検結果
・ハンドルを取られるので、ブレーキの固着、片効きなどが疑われるが、ハッキリとした原因が確認できないため、まずは大きなガタを確認出来たスタビブッシュ4点と、左ロアボールジョイントを交換してみることにした。
ガタのあるスタビブッシュ4点を交換する。
作業事態はスタビブッシュ1点につき2本のボルトを外すだけで簡単なのだが、錆てボルトが回らない所があり、ガスであぶって取らなければいけない箇所があった。さらにそのうちの一本はボルトが折れてしまい、余計な作業が追加された。
写真1、2は新品のブッシュで、3枚目は痩せてしまったブッシュ。
新品を4箇所取付、ガタを確認。全くガタがないので、作業完了。
試しにこの時点で一回試運転したが、症状は改善されてなかった。
片手で軽く押しただけでロッドが簡単に動いたくらいなので、何かしら影響あるかと思ったが、今回の症状には関係はなかった。
とりあえず数ヶ月後に車検のときに引っかかるので、早期発見交換となった。
バールで足廻りを上下させると、左側だけ赤丸の所が大きなガタつきがあった。
ボールジョイントが痩せてしまったためのガタである。
これも放置シてると危険なので交換します。
まずは左写真の様にショックのロア側を外します。
次にロアアームに関係する、先程取付たスタビブッシュを1箇所外します。
最後にロアアームとボールジョイントの固定ナットを取り外して、ロアアームを下げますが、錆固着しているため、簡単にはロアアームが下がりませんので、専用工具が必要になります。
右写真の赤丸がロアボールジョイント。
左写真のように、ボールジョイント取付ボルト外してボールジョイントを取り外します。
左上写真のように、ボールジョイントを取付る。ナットも新品に交換して、新品の割ピンを挿す。
スタビやショックも元に戻して、ボールジョイントのガタがないことを確認して作業完了。
試運転をしてみたが、症状改善せず。
ブレーキを踏むと左にハンドルが取られて、ハンドルを戻しても左方向に車両が進むので、関連あると思ったが・・・。
この車両を最初に乗ったとき、直進走行中でも、ハンドルが左にキレてる状態だったのだが、これは改善された。
これもスタビブッシュ同様、車検前に早期発見交換した形になった。
こうなると、手でタイヤを回しても引きづりがあるようには感じないし、ブレーキもちゃんと効くし、離せば戻るので、ブレーキ固着があるようには感じないけども、左右のブレーキで効きが違うのかな?ということで、ブレーキパッド、ディスクローター、キャリパーシールなどを交換することにした。
お電話でのお問合せは
0191-75-3598
で受け付けております。
※必ず「ホームページを見た」とお伝えください。
お問合せフォームは24時間受付をしておりますのでお気軽にお問合せください。
>> お問合せフォームはこちら