お客様から電話があり、「突然エンジンのチェックランプがついて、走行が出来なくなった。エンジンを止めたらエンジンもかからなくなった」とのこと。
この車両は、少し前に、EGRクーラーのアクチュエータロッドが固着して、EGRクーラーAssy交換した車両だった。
お客様から、「EGRのときと同じような症状だ」と言われたので、お客様にエンジンルームのEGRクーラーのアクチュエータロッドが外れてないかを確認してもらったが、大丈夫であるとのこと。
エンジンルームを見たお客様から「なんか、エンジンルーム全体が青いし、メインもサブタンクもスッカラカンだ」と言われた。
お客様とテレビ通話にして、エンジンルームを見せてもらうと、エンジンルーム全体に、クーラントが飛びちった跡が確認出来た。
この車両は定期的にクーラントが消費されるので、お客様が車両にクーラントを常備しているということで、お客様本人にメイン、サブタンクに補充してもらったところ、エンジンが始動出来、エンジンも吹けるようになったとのこと。
車両が入庫したので、エンジンルームを見て見ると、エンジンルーム内全体がクーラントまみれだった。
クーラントがこれだけ飛びちってる跡があるということで、当然どこからか漏れてることになる。
クーラント跡が激しいところは、EGRクーラー付近、ラジエーターアッパーホース。
EGRクーラーは少し前に交換作業をしてるので、内心ドキドキでした。
ただ、クーラントが飛び散ることを考えると、よくある部分は、ラジエーターアッパータンクの破損である。
あとは、クーラントの飛び散り方を見ると、可能性があるのは、メインタンクやキャップも怪しい。
とりあえず、ラジエーター、メインタンク、キャップの3点に絞って注視しして、エンジンを始動してみると、すぐに漏れてる箇所を特定出来た。
実はもう写真に写ってます。
メインタンクとラジエーターを繋ぐホースのラジエーター側の部分のホースが、繋がってるように見えて、実は繋がってません。
ホースが抜けてるのではなく、ラジエーターのホースジョイントが折れてました。
ということは、ラジエーター交換となります。
運転席を車外へ取外し、メインタンクなどを取外す。
ラジエーターホースやオイルクーラーのホースを取外す。
ラジエーターにロアホースを残した状態でラジエーターを取外す。
ラジエーターを取外して見ると、写真のように、ラジエーターのあちこちからクーラント漏れが発見されました。
新品のラジエーターに移設品などを取付て、段ボールでフィンを保護して、車両に取付ます。
このNV350は、冷却水の補充の仕方が色々と細かく作業方法があります。整備書を見ながらでないと難しいです、覚えきれないです。
さらに、ヒーターホースを外してエア抜きもします。
エア抜き完了後、エンジンルーム内を洗浄して、作業終了です。
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