来店理由
・バッテリーが頻繁に上がっていて、自分でジャンピングさせてエンジンをかけているので、バッテリー交換してほしい。
・スピードメーターが動かない。
症状
・バッテリーは弱ってる。
・スピードメーターの針が0Km/hから動かない。
作業内容
・原因がバッテリー単独なのか、またはオルタネーターが原因なのかを診断する。
・スピードメーターが動かない原因が、車速センサーか、スピードメーターか、他に原因があるのか診断する。
この時点でわかっていることは、バッテリーが完全に弱っていてエンジンをかけることが出来ないということ。
バッテリーの劣化によるものか、オルタネーターの故障などによってバッテリーが充電されないのかを確かめる作業から始めた。
アクティの場合、バッテリーは、ウォッシャー液タンクの下にある。
ウォッシャータンクの下にある時点で作業性は悪いが、ウォッシャータンクをどかしても、フロントバンパーとの僅かな隙間しか、作業スペースがなく、底のほうにあるため、やりにくい。
10年くらいバッテリーは交換したことがないので、交換してほしいとの要望なので、バッテリーは交換するが、発電状態などを調べた結果、オルタネーターなどの故障はなく、バッテリーの劣化であることがわかった。
スピードメーターの針が全く動かないが、他の計器は動くので、赤丸印の車速センサーを中心に、配線やヒューズなどを点検した。
配線の導通は確認でき、断線ではなかったが、車速センサーに電気は来ていない。ヒューズなども切れてはいない。
ホンダの配線図が読みにくく、イマイチ理解出来なかったが、なんとなくスピードメーター器以外の原因は考えにくい。
このとき偶然、同型式のアクティトラックが来店。
事情を説明して、スピードメーター器をお借りした。
お借りしたスピードメーター器を取付けて気付いたことは、スピード計だけではなく、走行距離などが表示されるトリップメーターも表示されていなかったことが判明した。
お借りしたメーター器を取付けてみたところ、トリップメーター、スピード計が作動したので、メーター器の故障であることが判明した。
後日、中古のスピードメーター器が届いたので、交換した。
青丸印にあるスピード計の針が動かず、その下の走行距離が表示されるトリップメーターが表示されなかったのだが、正常に動き、表示されるようになった。
バッテリー交換のために、バッテリーを取り外したかったのだが、バッテリーステーのナット(赤丸)が錆ついて外れず。
数日前から潤滑油を吹付けてるものの全く外れないし、ナットを回すとステーとボディの接点(青丸)が回転し、ボディのほうがネジ切れそうな気配。
写真ではバンパーがすでに外れてますが、上記のような状態で、しかも作業スペースがないため、このあとにバンパーを取り外しました。
色々と試したものの、ボディ側も錆などで丈夫というほどの強度がありそうでもないので、黄丸のように、ステーを切ってバッテリーを取り外すことにした。
汎用品のバッテリーステーと交換。このステーは丁度良い長さで切断して使用します。
バッテリーと、バッテリーステーを交換し、バンパーと、ウォッシャータンクを取付けて完了。
試運転して、メーター器も問題なし。
マニュアル車なので、スピード計が動かなくても、だいたいのスピードは感覚でわかりますが、やはり計器類は正確に動かなくては意味がありませんので、これで安心して乗っていただけます。
これで作業は終了となります。
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